派手でなくてもいい。基本を忘れない。

技術部 剱持 淳二
1999年入社(新卒)

多様な社員を受け入れる寛容性

大学時代に学んだ地質学の知識を活かすことができる仕事を希望していました。さらに地元・長野県での就職も視野に入れていましたので、日本綜合建設は私の理想にピッタリの会社でした。現在は技術部に所属し、専門を固定することなく、地質のコンサルティング業務として調査全般を広く担当しています。

専門分野に縛られず、過去に実績や基準のない調査を行うことも多くありますが、難しさの中にやりがいを感じます。また、業務の広範囲に決定権があり、自分のペースで仕事ができることも魅力です。自由な働き方や裁量を委ねられていることが、同時に仕事の迅速性や柔軟性を高め、会社の強みにもなっていると思っています。さまざまな思考を持った多様な社員を受け入れる寛容性や自由で風通しの良い社風が、働きやすさを生んでいます。

仕事を進める3つの考え方

入社して20年の間でさまざまな仕事を経験し、多くの人々と関わり合ってきました。その経験や出会いの中で、働く上での大切な考え方が育まれたと思っています。それは「相手の立場になって考える」「仕事から逃げない」「利益を意識する」です。仲間や取引先が何を考え、何を求めているのかを、自分の考えと同時に「相手の立場で考える」ことで、独りよがりにならず調和のとれた仕事ができます。時には難しい仕事に取り組まなくてはいけないこともありますが、そんな時こそ「仕事から逃げない」目の前の仕事をじっと見つめ丁寧に時間を掛けて解きほぐすことが必要です。

目を背けたり遠ざけたりしても何の解決にもなりません。そして常に会社の「利益を意識する」ことで、仕事に対する意気込みも変わってきます。どれも基本的なこと。仕事は派手である必要はありません。愚直に基本を繰り返すことが最も尊く、真理だと思っています。

働くことは、人に必要とされること

日本綜合建設に入社して土砂災害対策の調査や対策工事の設計、地質調査や水源調査を担当してきました。ひとつの現場に多くのスペシャリストが集い、地域の安全に真剣な想いを抱きながら技能を注ぐ姿を見るにつけ、働くことは人に必要とされることなんだなと実感しています。技術者としてスキルを磨き、必要としてもらえる場を増やし、自身の提案が採用されることが地域貢献だと思っています。
とはいえ、決して近道はなく日々誠実に仕事に打ち込み、不断の自己研鑽が自らのスキルを上げることに繋がり、それを持続することが人からの信頼を生み出します。「この仕事には彼が必要だ」と言えってもらえるようになれば理想です。結果的に業務を通じて発注者から高い評価を頂き、また会社の利益を生み出すことが技術者としての自身や達成感にも繋がっていきます。

業界全体の将来は規模の縮小や働き方の変化など、大きなうねりの時代が到来すると思っています。そんな時代を乗り越えていくためにも、働き方の基本を忘れることなく、今まで以上の品質向上や業務効率化、スキルアップを心がけていかなくてはいけません。ともに働く仲間からも自分にない能力を学び、相手にも自分の知識を教えるような関係性を保ってこの先の時代を一緒に突き進んでいきたいですね。