地域密着×砂防施設×草刈り
先日小川村の薬師沢石張水路工周辺の草刈りに参加してきました!
薬師沢のある稲丘東地区は地すべり地帯となっていて、明治19年から砂防工事が行われ、現在は「国登録有形文化財」になっています。
地滑り防止のため直径30cm~1mの石を総延長200m以上にわたって”人力”(なんと!!)で積み上げた石張水路があります!地すべりから村を守る砂防施設の大先輩ですね。田園風景と石張水路と青空がとても美しい場所でした。
美しい薬師沢の動画はコチラ↓
長野市から車で40~50分位なのぜひ!
(8) 薬師沢石張り水路工の春(長野県小川村) – YouTube
今回は地元のボランティア・自治体関係者・建設業者が集まり、石張り水路周辺の草を刈り取ました。100名弱も集まる一大活動。
気づき①
砂防施設の維持管理が問題になっていますが、”地元に愛される”ことは維持管理上はとても大切な要素ですね。砂防施設もただの「構造物」と捉えるよりも地域の特色や歴史が知られると趣が生まれ、みんなにとって愛着のある施設になりますね。そこから新しい維持管理の方法も出てくるはずです。弊社も砂防施設設計・施工に携わりますが草以上に収穫の多い活動でした。
気づき②
草刈り機ことビーバー。使い慣れないので復習。長時間のビーバー利用でも疲れずに安定した草刈りを行うためには1.刃は(向かって)左上で刈る、2.刃は右から左へ振る、の二点を徹底!何事も基礎・基礎。
草刈り終了後、狸を発見。たくさんの人とビーバーの音で驚いたでしょう。
お邪魔しました。