愛すべき信州に、安全で貢献したい。

技術部 小池 碧
2018年入社(新卒)

災害に対する意識の変化

大学院の時に、自然災害に関係する分野の研究をしていました。その過程で防災に携わる人たちと知り合い、将来は自分も防災、減災に携われるような仕事に就きたいと考え、入社を決めました。地すべり地域の観測の仕事を主にしています。地すべり地域内に設置してある観測機器のデータを回収、図化して地面の変動や地下水の状態を確認しています。また、建設業界では近年3次元データを活用しようとする動きが活発化しています。当社ではこれらの新しい技術を積極的に取り入れようという気運が高く、その導入のお手伝いをしたりしています。入社するまでは解析や調査など、黙々と進めていく仕事なのかなと想像していましたが、実際入社してみると発注者や協力会社との打ち合わせが多く、コミュニケーション能力や人間関係も大切な仕事だと感じました。

入社していちばんの変化は、災害に対する意識です。入社するまでは災害はどこか他人事のような意識がありましたが、入社以降は災害に関するニュースを注視するようになり、災害というのは人間の想像を超えるスケール、タイミングでやってくるということを学び、いざという時のためにも、日頃から有事の準備をしておくことの大切さを感じるようになりました。

愛すべき土地に、安全を

入社してから信州への想いが強くなったような気がします。仕事で長野県内のさまざまな場所へ足を運び、その地域の人々とお話をする。そういうふれあいを繰り返すことで地域の人々はもちろん信州に対する愛着も増していきます。愛すべき土地と人々の役に立ちたい、地域安全に貢献したいと強く思いますね。

当社には調査を主に行う技術部門と施工を行う土木部門があるため、調査から施工まで幅広く地域の安全に関われることが会社の強み。調査から設計、施工のそれぞれの分野のプロがいて、その人たちのもとで様々な経験を積むこともできます。何より社員の皆さんが魅力的だし、「すごい人」です。堅実ですが柔軟な考えのできる方が多く、見習うべきお手本のような社員ばかり。組織の強さと人の優しさがうまく機能している会社だなと思っています。

何事にも集中する

まだまだ経験も浅いですし、知識も少ないと痛感することもあります。いま自分に出来ること、こだわるべきことは何かなと考えた時に思いつくには「何事にも集中する」ということです。ひとつの仕事に少し時間が掛かっても、目の前の業務にとことん集中する。わからないことが出てくれば調べたり、先輩に聞く。そして再び集中する。その緩急を許してもらえるのは若手の時代だけかもしれませんが、そうすることで着実に知識も仕事に向き合う姿勢も養えているなと感じています。先輩方には迷惑になるかもしれませんが、聞いたことは必ず丁寧に教えてくれる温かみのある社風です。自分の成長を促すためにもとことん集中し、どんどん質問するやり方で徐々に会社にも、地域にも貢献できる人材になりたいなと思っています。
調査・解析の技術は日進月歩です。日々新しいことを学びながら、仕事を行える楽しみを忘れることなく、地域の皆さんの暮らしと安全を作り上げていきたいなと思います。